お世話になります。
Macの標準メールソフトでの使用です。
POP設定で運用しているアカウントに関して、メールを受信後にサーバーから一定期間後に削除する設定にしています。ですが、自動的に削除されずにサーバーに溜まり続ける一方で、Webメールから削除して対応しています。以前使用していたレンタルサーバーではこのようなことはなかったのですが、XServerにおいてはMac標準メーラーでの自動削除は対応されていないのでしょうか?
ちなみに社内で12アカウントほどPOPで運用されており、Mac OSバーションも新しいものも古いものも含めてさまざまですが、皆同じ状況です。
Macを利用している方を知ってますが、このような事象は聞いたことがないです。
Macにだけ対応していないということは考えられないので、サーバーではなくMac側の問題のような気がします…
Mac側に問い合わせてみてはどうでしょうか?
私はMacメールを使っておらず、あくまで技術的なものをもとにした一般的な説明しかできませんが。
解決策がうまくまとまらないので、コメントを投稿するかとても迷いましたが…
wawa-wawaさんと同様、基本的には「Macのメールアプリで何かしらの問題が発生している可能性」が高いと思っています。
POP3でメールを受信しつつ、サーバー側にメールを一定期間保持する場合、通常は以下のような仕組みで動いています。
・メールサーバーの一般的な仕様により、サーバー上に存在する各メールについて、メールごとにユニークなIDが振られている
↓
・POP3で接続してメールをダウンロードするときに、メールソフト側に、メールの受信状況のデータベースを作成する(メールサーバー側で振られたユニークなIDなどを記録している)
↓
・メールソフト内のデータベースを使って、「同じメールを何度も受信しないための処理」や「受信から一定期間経過したメールの削除処理」をしている
受信から一定期間経過したメールを削除するときは、POP3のメール削除コマンド(DELE)を実行するものですが、
・「受信したタイミングでのメール削除」でも「受信してから一定期間経過してからのメール削除」でも削除コマンドは同じ
=削除コマンド自体が実行できないとなると、「メールを受信した瞬間にサーバー上からメールを削除する」といったPOPの標準的な運用もできないことになる
・利用するメールソフトがなんであれ(OutlookであれThunderbirdであれMail.appであれ)、削除コマンドは同じ
・メールサーバー側で「特定のメールソフトからの削除処理を受け付けない」といった複雑な設定をするものではない(そもそもそのような判別ができるものかも私は把握していませんが…)
といった事情から、「メールサーバー側の特殊な設定で、Macメールからの自動削除のみ拒否している」などの可能性はとても低いと思われます。
では今回、なぜMacメールでメールの自動削除ができていないのか、ですが。
上記のメール受信~自動削除の流れのなかで、「PC内にあるメール受信状況のデータベースにある各メールのID」と「サーバー上のメールに付与された各メールのID」が何らかの事情で一致しないようになり、メールの自動削除がうまくいかなくなった…といった可能性は、わずかながら、あるかもしれません。
「何らかの事情」にどういったものがありそうか、ChatGPTに聞いた限りでは(情報の裏取りはしておらず、うそっぱちを教えられているかもしれませんが)、以下のようなケースが紹介されました。
・メールソフト側のデータベースが破損している可能性
※メールを数十万件ぐらい受信するとデータベースが肥大化しすぎて破損するリスクがあるそうです。数十万件…
・IMAPでメールサーバーに接続しメールの移動などの何かしらの操作をすると、メールサーバー側の各メールのIDが変わってしまうかもしれない
エックスサーバーのWebメールも実際のところは各メールボックスに対してIMAP接続をするものなので、
Webメールから削除して対応しています。
のあたりの操作によって、もしかしたら
・PC内のメール受信状況のデータベース
・サーバー内のメールに振られたユニークなID
に不整合が生じている可能性は、あるかもしれません。
とはいえ、そのような状況になれば、「メールの自動削除ができない」より先に、「同じメールを何度も受信してしまう」状況になりそうなものですが…
メール受信後、受信メールを削除するまでのタイミングを初期状態の1週間としているか、1か月や1日などに変更しているかはわかりませんが、どれか一つのメールアドレスで(もしくはテスト用のメールアドレスを新たに作成し)、受信から自動削除のタイミングまでWebメールにいっさいアクセスしないようにしたうえでメールが自動的に削除されるか確認すれば、もしかしたら進展があるかもしれません。
メールボックスの実態は「FTP(ファイルマネージャ)」で閲覧できるフォルダに存在するので、この際の削除状況の確認にはWebメールは使わず、ファイルマネージャから確認するのがよさそうでしょうか。
ほかにもできそうであれば、メールソフト側のデータベースを修復したり作り直したりすると、状況が改善されるかもしれません。
以上、解決のヒントになれば幸いです。